適期苗が揃ったら、次は定植作業そのものです。
キャベツは定植深さ・株間・活着の3要素で、その後の生育が決まります。
特に「深植えで生長点を埋めない」ことが収量を守る最重要ポイント。本ステップで定植の型を体得しましょう。
定植作業:適切な深さ・株間・植え方で「収穫期の球」が決まる
定植は1株あたり5〜10秒の作業ですが、ここで失敗すると取り返しがつきません。 セル上面が地表と同じ高さになる「適正深さ」、株間35〜40cmの「適正密度」、そして晴天午前の「適正タイミング」の3要素を守れば、活着が安定し、収穫期の球揃いが決まります。
機械定植・手定植のいずれでも、「植えた直後の確認」が活着の差を生みます。1畝定植したら、必ず立ち止まって植え姿勢を確認しましょう。
定植段階の失敗は一度起きたら取り戻しがほぼ不可能です。 作業前に必ず読み返し、現場での「うっかり」を防ぎましょう。
機械定植時に深さ設定を確認せず作業開始。生長点が完全に土に埋まり、新葉が展開せず生育停止。1畝20%の株が枯死。
機械の植え深さが浅すぎ、根鉢が地表に露出。定植3日後の強風で200株以上が傾き、活着が大幅に遅れた。
7月の真夏日(35℃超)の昼間に定植を強行。地温が高すぎて根が傷み、活着まで2週間以上かかり、初期生育が大きく遅れた。
降雨予報を見て「明日雨だから今日のかん水は不要」と判断。結局雨は降らず、根鉢が乾燥して活着不良。10%程度が枯死した。
機械の株間設定を確認せず、株間28cmで定植。密植により結球期に風通しが悪くなり、黒腐病・軟腐病が多発。出荷球率が15%低下。
畝立て時に高畝にしなかったため、6月の梅雨期に圃場に水たまりが発生。根が傷み、黒腐病が広範囲に発生した。