主要機能性成分と含量に影響する管理因子
| 成分 | 主な健康機能 | 含量を高める管理 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| リコペン | 抗酸化作用・活性酸素消去 | 完熟収穫・高温(25〜30℃)・赤色品種選択 | 30℃超ではリコペン合成が抑制される |
| ビタミンC(アスコルビン酸) | 免疫機能・抗酸化 | 高日射・低温(果実成熟期)・適度な水分ストレス | 高温・過熟で分解が進む |
| β-カロテン | ビタミンA前駆体・抗酸化 | 高日射・完熟・黄色〜橙色品種 | 品種依存性が高い |
| ポリフェノール(クロロゲン酸等) | 抗酸化・抗炎症 | 紫外線照射・低温ストレス・適度な水分ストレス | ミニトマトで大玉より高含量の傾向 |
機能性成分の栽培管理への応用
- 収リコペンは完熟(果肩部まで赤く着色)してから収穫することで最大化。早どりでは含量が低い
- 温成熟期のハウス内温度が25〜30℃になるよう管理。35℃超ではリコペン合成が止まる
- 光日射量の多い春〜初夏収穫果実は機能性成分含量が高い傾向
- 品機能性をマーケティングに活用する場合は、品種選択も重要。リコペン高含量品種の選択肢もある
「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉通り、完熟トマトのリコペン・VC含量は最大化される。完熟収穫と適切なポストハーベスト管理がセット。