TOMATO CULTIVATION SYSTEM MAP — LONG-SEASON × 100T/10A

施設トマト 長期多段どり×100トン取り 高反収を実現する栽培技術ナレッジベース

100t
/10a の目標反収
Achievable Yield Goal

長期多段どり栽培で100トン/10a の高反収を実現するための技術体系マップ。 日本の現場技術(吉田剛『トマトの長期多段どり栽培』)とオランダの最新研究(TOMATOES 2nd Edition)の2大書籍を統合し、 「何を目指すか → 何を測るか → 何を制御するか → どう守るか」という論理的な流れで、 8つの技術体系を整理しました。
各パネルから詳細ページへ進み、現場の判断基準と数値を確認できます。

📚 参考文献: 吉田剛『トマトの長期多段どり栽培』(農文協)/ Heuvelink編 Tomatoes 2nd Edition(CABI / 邦訳版・農文協)
🎯 TARGET YIELD

収量目標:100トン/10a の達成へ

日本の慣行栽培では年間反収 30〜40トンが一般的ですが、オランダ・ベルギー型の長期多段どり栽培では 100〜120トン/10a の高反収が実証されています。本サイトでは、その達成に必要な技術要素を体系化しています。

CORE FRAMEWORK

収量 = 100トン/10a を実現する基本式

収量 = 果実数 × 1果重 = シンク強度 × ソース能力
🌿 PLANT PHYSIOLOGY

トマトの基礎生理 — 育つしくみを知る

環境制御・養水分・栽培作業のすべての判断は、トマトという植物がどう育つかを知ることから始まります。栽培管理に必要な基本生理を6つのテーマにまとめます。

🌱 6つの基礎生理テーマ

詳しく見る →

長期多段どり栽培で特に重要な「シンク・ソースバランス」「24時間平均温度(24h DAT)」「VPD制御」「接ぎ木台木」など、トマト独自の核心トピックを6カテゴリにまとめました。

📋 EIGHT TECHNOLOGY PILLARS

8つの技術体系

何を測るか → 何を制御するか → どう守るか」の論理で構成された8つの技術領域。各パネルから詳細解説へ進めます。 マークは TOMATOES 2nd Edition で特に強化されたオランダ最新知見、それ以外は吉田剛本(日本現場技術)の核心領域です。

🩺
01 — DIAGNOSIS

生育診断と草勢管理

何が起きているかを読む
CORE METRIC
腋芽Brix値 / 茎径 / 葉形
  • 腋芽Brix値診断 — 栄養⇔生殖の見極め
  • 茎径・葉形・生長点で草勢判断
  • 花房・着果状況で収量予測
診断と草勢管理を学ぶ
🌡
02 — ENVIRONMENT

環境制御

光・温度・CO₂・湿度を操る
CO₂ TARGET
800〜1,000ppm → 収量30%増
  • 温度管理(24h平均・QD・積算)
  • CO₂施用VPD 管理
  • LED補光・散乱光・閉鎖型温室
  • 🏭 次世代ハウス標準マニュアル参照可
環境制御を学ぶ
💧
03 — NUTRIENT & WATER

養水分管理

根から与えるものを設計する
EC STRATEGY
培地別・季節別・排液率連動
  • 給液 EC・pH 管理
  • NPK・Ca・Mg 施肥設計
  • 日射連動少量多かん水
養水分を学ぶ
04 — WORK MANAGEMENT

栽培作業管理

シンク数と光環境を手で整える
CORE WORK
誘引 / 摘果 / 摘葉 / 育苗
  • 誘引・仕立て(ハイワイヤー・LAI調整)
  • 摘果・摘葉(トップリーフ摘葉)
  • 育苗・接ぎ木苗選定
栽培作業を学ぶ
🍅
05 — FRUIT QUALITY

果実品質管理

収量だけでなく価値を高める
QUALITY DIMENSION
Brix / 機能性 / ポストハーベスト
  • 糖度・食味設計(EC・水分ストレス)
  • リコペン・VC など機能性成分
  • ポストハーベスト品質
品質管理を学ぶ
🛡
06 — IPM & DISORDERS

病害虫・生理障害

環境制御と連動したIPM
CORE TARGETS
灰色かび・葉かび・コナジラミ
  • 環境制御連動型 IPM
  • 天敵・マルハナバチ 利用
  • 尻腐れ・裂果・空洞果の生理障害
防除・障害対策を学ぶ
🌱
07 — VARIETY

品種選択・育種

土台となるポテンシャルを選ぶ
JP vs NL
日蘭品種で収量差は2〜3倍
  • 品種特性と収量ポテンシャル
  • 発育過程・積算温度と段数予測
  • 最新育種・ゲノム選抜
品種・育種を学ぶ
💼
08 — MANAGEMENT

経営・施設

投資と運営を設計する
SCOPE
労務 / 温室 / 品種選択 / 市場
  • 労務管理・省力機器
  • フェンロー型・軒高ハウス選択
  • 市場・販路・経営指標
経営・施設を学ぶ
🏭 NEXT-GEN FACILITY MANUAL

次世代施設栽培ハウス標準マニュアル

環境制御の設備体系・運転モード・チューニング手順を体系化したハウス運用の標準マニュアル。
栽培技術(生理・診断・養水分・作業)と並走する「施設運用」の地図です。設備15点・運転モード11種を統合管理します。

★ TWO CRITICAL PHASES

2大重要管理局面

「11月と3月に理想の姿に持ち込む」——これが吉田剛本の核心テーゼ。日射量の谷と山に対応した、年間で最も重要な2つの管理局面です。

📚 REFERENCES & LEGEND

参考文献と凡例

本サイトは 日本の現場技術オランダの最新研究 の2つの知見を統合しています。

2大参考書籍

📗 吉田剛『トマトの長期多段どり栽培』 日本の施設栽培現場で実証された長期多段どり技術。「11月と3月の管理」の核心テーゼ。実務的な作業判断基準が豊富。
📘 Heuvelink 編 Tomatoes 2nd Edition オランダの最新研究を統合した世界標準テキスト。 印は本書で強化された領域。シンク・ソース理論、CO₂、LED、品質管理が核心。

凡例

TOMATOES 2nd Edition で特に強化された領域(オランダ最新知見)
吉田剛本(日本現場技術)