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収量構成要素理論

収量構成要素のバランス管理

収量 = 段数 × 着果数/段 × 1果重 × 株数。3要素それぞれのトレードオフを理解し、ソース能力に見合ったシンク数に最適化することが100トン達成の核心。

収量目標レベル(日本・10a・大玉)

レベル収量目安主な条件
全国平均(施設含む統計)約6t露地含む
一般施設栽培15〜20t環境制御なし
複合環境制御導入30〜40t+32%増収実証(岩手農研)
高収量目標50〜55t農研機構生育予測ツール実証
オランダ型目標60〜100t高軒高+補光+品種

3要素それぞれの管理ポイント

① 段数を増やす=温度管理

積算温度で開花段数が決まる。換気開始温度を高めに設定すると花房段位が増え収穫果実数が増加傾向になる。長期多段どりで29段達成事例あり(8月定植→翌年6月)。

温度を上げすぎると1果重が低下するトレードオフに注意。段数と果重は相反しやすい。
② 着果数を最適化
  • 大玉:1〜3段目は3果、4段目以降は3〜4果が基本。ソース能力に見合った数に
  • 下段の着果過多→中段以降の着果不良を誘発。下段を絞ることで長期的に増収
  • 草勢強→少なめ摘果・遅め。草勢弱→早めに摘果して負担軽減
着果数が多いほど1果重は減少する。着果数×1果重の積を最大化するバランスが核心。
③ 1果重を確保
  • CO₂CO₂施用で1果重が顕著に増大(特に12〜3月収穫果実)。空洞果も減少
  • 少量多かん水で乾湿差をなくし、果実への充填を均一化
  • 夜温が高すぎると呼吸消耗増→果実肥大悪化。適正夜温(10〜13℃)を維持
CO₂施用により収量が3割程度増加(愛知農試)。主因は1果重増加と空洞果減少。