EC測定の実務——現場でのモニタリング

EC・pH計による給液・排液の測定
毎朝の定点測定がEC管理の基本
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毎朝の定点測定がEC管理の基本
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排液の回収・モニタリング
排液率と排液ECの確認方法
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排液率と排液ECの確認方法
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毎朝の給液・排液EC/pHの測定を習慣化する。測定記録をグラフ化することで季節変動・異常値を即座に把握できる。
EC管理の基本——季節別の目標値
季節とEC設定の関係(蒸散量に連動して変化させる)
| 時期 | 給液EC目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 夏〜秋(定植直後) | 1.5〜2.0 dS/m | 蒸散多・吸水多。低ECでも養分吸収が十分 |
| 冬(厳寒期) | 2.5〜3.0 dS/m | 蒸散少→給水量減→吸肥量減。ECを上げて不足を防ぐ |
| 春(暖候期移行) | 2.0〜2.5 dS/m | 蒸散急増に合わせて徐々に下げる |
| 草勢強すぎ時 | +0.5〜1.0 dS/m上げる | 浸透圧上昇で吸水制限→生殖生長へ誘導 |
冬場に夏の低ECのまま管理すると肥料不足に陥りやすい。季節とともにECを段階的に上げることが重要。
pH管理と排液モニタリング
pH適正範囲
5.5〜6.5
給液pHの適正範囲
5.8〜6.2が最も安定
- 低pH5.0以下:鉄・マンガン過剰吸収リスク
- 高pH7.0以上:鉄・ホウ素欠乏→上位葉黄化
排液率の管理
| 排液率 | 状態・対応 |
|---|---|
| 20〜30%(適正) | 塩類濃度安定。現状維持 |
| 10%以下 | 培地内EC上昇リスク→給液量を増やす |
| 40%以上 | 肥料の無駄→給液量を減らす |
農研機構の研究では循環式量管理で施肥量が約7割削減されながら1果重が大きくなり総収量も増加した。環境負荷低減と増収を両立できる。