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③ 養水分管理

給液EC・pH管理——培地別・季節別の設定

ECは草勢コントロールと果実品質の両方に直結する最重要パラメーター。排液ECのモニタリングと季節に合わせた給液EC調整が高収量・高品質の核心。

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EC測定の実務——現場でのモニタリング

EC・pH計による給液・排液の測定
毎朝の定点測定がEC管理の基本
EC・pH計による給液・排液の測定
毎朝の定点測定がEC管理の基本
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排液の回収・モニタリング
排液率と排液ECの確認方法
排液の回収・モニタリング
排液率と排液ECの確認方法
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毎朝の給液・排液EC/pHの測定を習慣化する。測定記録をグラフ化することで季節変動・異常値を即座に把握できる。

EC管理の基本——季節別の目標値

季節とEC設定の関係(蒸散量に連動して変化させる)
月(作型の進行) 給液EC 9月定植 11月 1月(厳寒期) 3〜4月 1.5 3.0 3.5 厳寒期に最高値 (蒸散少→肥料不足対策)
時期給液EC目安理由
夏〜秋(定植直後)1.5〜2.0 dS/m蒸散多・吸水多。低ECでも養分吸収が十分
冬(厳寒期)2.5〜3.0 dS/m蒸散少→給水量減→吸肥量減。ECを上げて不足を防ぐ
春(暖候期移行)2.0〜2.5 dS/m蒸散急増に合わせて徐々に下げる
草勢強すぎ時+0.5〜1.0 dS/m上げる浸透圧上昇で吸水制限→生殖生長へ誘導
冬場に夏の低ECのまま管理すると肥料不足に陥りやすい。季節とともにECを段階的に上げることが重要。

pH管理と排液モニタリング

pH適正範囲

5.5〜6.5
給液pHの適正範囲
5.8〜6.2が最も安定
  • pH5.0以下:鉄・マンガン過剰吸収リスク
  • pH7.0以上:鉄・ホウ素欠乏→上位葉黄化

排液率の管理

排液率状態・対応
20〜30%(適正)塩類濃度安定。現状維持
10%以下培地内EC上昇リスク→給液量を増やす
40%以上肥料の無駄→給液量を減らす
農研機構の研究では循環式量管理で施肥量が約7割削減されながら1果重が大きくなり総収量も増加した。環境負荷低減と増収を両立できる。