育苗管理
セル成型苗・30〜35日初秋の育苗環境
- 9〜10月の育苗は気温適温で管理容易
- 定植時の本葉5〜6枚を目標
- 晩春どり用は11月下旬の遅播きも
セルトレイ
- 128穴 or 200穴トレイ
- 苗質:がっしりとした太苗を作る
- 越冬体力をつけるため育苗30日以上
定植前処理
- セルかん注で予防防除
- 馴化期間 7〜10日(夏秋より長め)
- 液肥でリン酸補強→根張り促進
注意点
- 過大な苗(本葉7枚以上)は抽台リスク増
- 定植適期苗を守ることが越冬後の品質を左右
- ⚠ 苗が大きすぎると春先の抽台が早まる
秋に定植し、冬を越して翌春3〜5月に収穫する作型。柔らかく甘い春系キャベツが中心で、夏秋どりと冬春どりの端境期(3〜5月)にプレミアム価格で出荷される高単価作型。 抽台(とう立ち)と裂球リスクへの対策、そして晩抽性品種の選択が、出荷可能期間と単価を決定づけます。
春どり成功の鍵は晩抽性品種の選択。播種・定植時期と品種特性を組み合わせて、目標収穫時期に合った品種を選びます。
三浦半島の主力品種。葉質柔らかく春系の代表格。 晩抽性が強く、4〜5月の遅出し可能。耐寒性もある。
3〜4月収穫の中心。早春採り向け。 柔らかい葉質・甘味強く、サラダ用に適する。
2〜4月収穫の主力。葉色濃緑・甘味強い。 耐寒性高く、霜害に強い特性も。
5月以降の晩抽出し向け。 特に晩抽性が強く、5月下旬まで抽台しない。
茨城県主力品種。耐寒性・耐病性に優れる。 結球性良好で出荷ロット安定。
越年型の栽培暦。9〜11月に複数回播種し、3〜5月に長期分散収穫を実現します。
| 区分 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 早春どり | 播種 | 定植 | 初期生育 | 越冬 | 越冬 | 結球期 | 収穫 | — | — |
| 中春どり | — | 播種 | 定植 | 初期生育 | 越冬 | 越冬 | 結球期 | 収穫 | — |
| 晩春どり | — | — | 播種 | 定植 | 初期生育 | 越冬 | 結球期 | 結球完成 | 収穫 |
| 主要作業 | 育苗 | 定植・初期防除 | 追肥①・被覆 | 凍霜害対策 | 越冬管理 | 春肥・防除 | 結球判断・収穫 | 収穫盛期 | 抽台前収穫 |
三浦半島・茨城ともに1条植えが基本。冬越し中の通気性を重視し、夏秋どりよりやや広めの株間で設計します。
越年作型ならではの「冬越し管理」と、抽台リスクを考慮した工程設計。
| 時期 | 殺虫剤 | 殺菌剤 | その他 |
|---|---|---|---|
| 定植前(セルかん注) | プレバソンフロアブル5 | — | — |
| 定植14日後 | BT剤 | — | — |
| 越冬前(12月) | — | ロブラール水和剤(菌核病予防) | — |
| 寒明け後(2月下旬) | モスピラン顆粒水溶剤 | ベンレート水和剤 | 不織布外し |
| 結球始期(3月) | BT剤 | スターナ水和剤 | 適期収穫の準備 |
| 収穫7〜14日前 | 登録残効を確認 | — | — |