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① 生育診断・草勢管理

花房・着果状況——段数診断と収量予測

花房と着果数は収量の直接の構成要素。開花花房高さ・開花段と収穫段の差・着果率を週次で確認することが長期多段どりの収量管理の核心。

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花房診断の主要指標

指標目標値意味と活用法
開花花房高さ(成長点から開花花房までの長さ)15cm程度成長バランスの指標。温度差が大きいと短く(生殖成長優位)、小さいと長くなる(栄養成長優位)
開花段と収穫段の差6段をキープ6段未満→草勢低下・夏越し困難。7段以上→収穫遅れや小果の可能性
茎周(開花花房直下)30mm程度草勢の数値指標。平均気温が上がれば細く、下がれば太くなる
花房あたり着花数5〜7花(品種による)少なすぎると着果数確保が困難。低温・栄養不足で減少
着果率80〜90%以上低下時はホルモン処理・マルハナバチの活動・温度管理を確認
岩手県環境制御技術導入支援チームの診断シートでは「開花花房高さ」と「茎周」を週次で計測し生育スケルトンとして可視化することを推奨している。数値変化の傾向を読むことが重要。

収量予測への活用

花房の状況は数週間後の収量を予測する指標になる。開花花房数と着果数から、今後の収穫量を事前に試算することで、出荷計画・労務計画に活かせる。

  • 予測収量 = 現在の着果房数 × 着果数/房 × 想定1果重
  • 開花から収穫まで約45〜55日(温度・品種により変動)
  • 着果率が急低下したら、ホルモン処理・マルハナバチ・温度・湿度を即確認

花房・着果の週次チェックリスト

必ず確認すること

  • 開花花房高さは15cm前後か
  • 開花段と収穫段の差は6段か
  • 開花花房直下の茎周は30mm前後か
  • 花房ごとの着果数は適正か

着果不良時の確認事項

  • !マルハナバチのバイトマークはあるか
  • !ホルモン処理のタイミング・濃度は適切か
  • !ハウス内温度は35℃以下か(高温障害)
  • !夜温は12℃以上か(低温障害)