草勢スペクトラム——弱勢〜適正〜強勢の連続体
草勢の連続体と管理の方向性
① 茎径と節間長の診断
強勢茎:太くなりすぎた茎と伸びた節間
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弱勢茎:細くなった茎と詰まった節間
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| 観察項目 | 強勢サイン | 適正 | 弱勢サイン |
|---|---|---|---|
| 茎径 | 品種基準を超えて肥大 | 品種・時期の基準値内 | 細くなる・先細り |
| 節間長 | 5cm以上に伸長 | 3〜4cm程度 | 1〜2cm未満に詰まる |
| 茎の硬さ | 軟弱・水っぽい感触 | 適度な弾力 | 硬く乾燥した感触 |
定植適期の目安は地際の茎の太さ7〜8mm・節間が短くずんぐりした苗。この段階での草勢が長期栽培全体の基準線になる。
② 生長点の形状診断——最も直接的な草勢指標
正常:丸くふっくらした生長点
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強勢:細く鉛筆状になった生長点
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異常茎(めがね茎):帯化した生長点
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生長点の形状と草勢・対処の対応関係
異常茎(めがね茎)は定植〜3段開花期に栄養生長と生殖生長のバランスが崩れると発生しやすい。発見したら直ちに草勢コントロールの対策を講じる。
③ 葉の形・色・大きさの診断
| 葉の状態 | 示す草勢・状態 | 対応策 |
|---|---|---|
| 大きく濃い緑・下向き巻き | 栄養生長強め・N過剰の可能性 | 追肥を控える・EC調整 |
| 小さく薄い緑 | 栄養不足・弱勢・老化 | 施肥増・給液EC確認・根の活性確認 |
| 上位葉の黄化 | 鉄欠乏・pH異常・根傷み | pH確認(5.5〜6.5)・鉄補給 |
| 葉脈間黄化(下位葉) | Mg欠乏 | 硫酸Mg葉面散布・養液Mg補給 |
週次巡回チェックリスト
⚠ 強勢サイン
- 茎が太くなりすぎている
- 節間が5cm以上に伸びている
- 葉が大きく濃緑・下向きに巻く
- 生長点が細く鉛筆状になっている
- 花房の着果率が低下している
⚠ 弱勢サイン
- 茎が細くなる・先細り
- 節間が1〜2cm未満に詰まる
- 葉が小さく薄い・黄化傾向
- 果実が小玉・空洞果が増える
- 生長点が萎縮・弱々しい