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① 生育診断・草勢管理

茎径・葉形・生長点診断——強勢・弱勢の見極め

腋芽Brix値に加え、茎の太さ・節間長・葉の形・生長点の状態を毎週観察する。数値と外観の両方を組み合わせた診断が長期多段どりの核心。変化の傾向を読むことが重要。

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草勢スペクトラム——弱勢〜適正〜強勢の連続体

草勢の連続体と管理の方向性
弱勢 適正 強勢 細茎・小玉・空洞果 安定着果・適正1果重 太茎・長節間・着果不良 摘果減・施肥増・夜温上げ 摘果増・EC上げ・夜温下げ・QD

① 茎径と節間長の診断

強勢茎
強勢茎:太くなりすぎた茎と伸びた節間
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弱勢茎
弱勢茎:細くなった茎と詰まった節間
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観察項目強勢サイン適正弱勢サイン
茎径品種基準を超えて肥大品種・時期の基準値内細くなる・先細り
節間長5cm以上に伸長3〜4cm程度1〜2cm未満に詰まる
茎の硬さ軟弱・水っぽい感触適度な弾力硬く乾燥した感触
定植適期の目安は地際の茎の太さ7〜8mm・節間が短くずんぐりした苗。この段階での草勢が長期栽培全体の基準線になる。

② 生長点の形状診断——最も直接的な草勢指標

正常な生長点
正常:丸くふっくらした生長点
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強勢の生長点
強勢:細く鉛筆状になった生長点
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異常茎(めがね茎)
異常茎(めがね茎):帯化した生長点
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生長点の形状と草勢・対処の対応関係
正常 丸くふっくら 草勢良好 → 現状維持 細く上向き (鉛筆状) 強勢 → 摘果増・夜温低下 帯化(めがね) 平らに広がる 高温・ホルモン過剰 → 環境・処理を見直す 萎縮・細くなる 弱勢・栄養不足 弱勢 → 摘果減・施肥増 (模式図)
異常茎(めがね茎)は定植〜3段開花期に栄養生長と生殖生長のバランスが崩れると発生しやすい。発見したら直ちに草勢コントロールの対策を講じる。

③ 葉の形・色・大きさの診断

葉の状態示す草勢・状態対応策
大きく濃い緑・下向き巻き栄養生長強め・N過剰の可能性追肥を控える・EC調整
小さく薄い緑栄養不足・弱勢・老化施肥増・給液EC確認・根の活性確認
上位葉の黄化鉄欠乏・pH異常・根傷みpH確認(5.5〜6.5)・鉄補給
葉脈間黄化(下位葉)Mg欠乏硫酸Mg葉面散布・養液Mg補給

週次巡回チェックリスト

⚠ 強勢サイン

  • !茎が太くなりすぎている
  • !節間が5cm以上に伸びている
  • !葉が大きく濃緑・下向きに巻く
  • !生長点が細く鉛筆状になっている
  • !花房の着果率が低下している

⚠ 弱勢サイン

  • !茎が細くなる・先細り
  • !節間が1〜2cm未満に詰まる
  • !葉が小さく薄い・黄化傾向
  • !果実が小玉・空洞果が増える
  • !生長点が萎縮・弱々しい