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④ 栽培作業管理

育苗・定植管理——接ぎ木苗と初期草勢コントロール

トマトは第3段花房まで育苗時の影響を受けやすい。良質な接ぎ木苗を適期に定植し、活着期の根張りを優先させることが長期多段どり全体の基盤となる。

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接ぎ木苗の基本

接ぎ木苗を使う理由

  • 連作障害・土壌病害(萎凋病・青枯病など)への抵抗性を台木で付与
  • 耐病性台木は根の活性が高く、吸水・吸肥力が強い
  • 長期栽培での根の安定性が向上

接ぎ木の適期(穂木苗)

節間10mm
接ぎ木適期の目安
草丈4〜5cm・葉数2.5枚・茎径1.8mm
接ぎ木後2〜3日は直射日光を避けて寒冷紗で覆う。接ぎ木部への灌水は1週間程度注意。深植えにして接合部が土に埋まると穂木から根が出てしまい接ぎ木の意味がなくなる。

定植適期の見極め

項目定植適期の基準注意点
花房の状態第1花房の第1花が開花し始めた頃開花前の若苗は樹勢が過剰になりやすい
本葉枚数7〜8枚(播種後50〜55日程度)老化苗(本葉10枚以上)は後半の肥大が悪化する
茎の太さ地際で7〜8mm程度細すぎると活着後の生育が不安定になる
地温最低15℃以上地温が低いと根の活着が遅れ初期生育が停滞する
販売されている9cmポット苗(本葉5〜6枚)を直接定植すると樹勢が過剰になりやすい。12〜15cmポットに鉢上げして第1花房開花まで育ててから定植するのが理想。

定植後の初期管理

  • 活着期は萎れない程度に潅水を控えめにして根張りを促進。根が水を求めて深く伸びる
  • 定植後4〜5日で茎の芯の色が淡くなり葉先に水滴をつけると根づいたサイン
  • 3段開花期まで追肥は控えめ。早すぎる追肥はつるぼけ(過栄養生長)の原因になる
  • 1段花房は確実に着果させることが最優先。これが失敗すると2段目以降の実つきが悪くなる
育苗中に低温・低日照で生育不良になると花芽が貧弱になる。また夜温が高すぎても養分消耗が激しく貧弱な花芽になる。トマトは第3花房まで育苗の影響が残ることを念頭に置く。